米国はイスラエルに対し、カタールやエジプトなどの仲介国を通じて、ガザ地区での停戦に関する新たな提案を提示したことが明らかになった。関係筋によると、この提案は複数の段階から成り、人質解放やイスラエル軍の段階的撤退、恒久的停戦の枠組みを含んでいる。
交渉の経緯と現状
バイデン政権は数週間にわたり仲介国と調整を進めてきた。国務省高官は「交渉は依然として困難だが、進展の兆しもある」と述べた。一方、ハマス側はイスラエル軍の完全撤退と恒久的停戦を求めており、隔たりは大きい。
イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「人質全員の帰還と安全保障の確保が最優先」と強調した。米国はイスラエルとハマスの双方に柔軟な姿勢を求めている。
国際社会の反応
国連やEUなど国際社会は停戦案を歓迎する一方、即時停戦を求める声が強い。アントニオ・グテーレス国連事務総長は「一刻も早い合意が必要だ」と訴えた。
ガザ保健省によると、これまでの戦闘でパレスチナ側の死者は約3万8000人に達し、負傷者は8万7000人を超える。人道状況は悪化の一途をたどっている。



