【ワシントン=上村健太】東南アジア歴訪中のエルブリッジ・コルビー米国防次官は13日、オンライン記者会見を開き、「(米国の戦略にとって)太平洋地域が焦点になっている」と述べた。中国の脅威が拡大する状況を踏まえ、日本を含むアジアの同盟国・同志国と連携していく考えを強調した。
第1列島線での中国の軍事戦略
中国は、日本の南西諸島からフィリピンに至る「第1列島線」で軍事的影響力を強め、太平洋上で米軍の行動を阻む軍事戦略を進めている。コルビー氏は「米国の戦略的な重点は、第1列島線に置かれている」と強調した。
インド太平洋軍の名称復活
米国防総省は6月、在日米軍を傘下に置くインド太平洋軍の名称を、かつての「太平洋軍」に戻した。会見では、名称の復活は米国が第1列島線を重視していることの表れだと説明した。
コルビー氏は「日本や韓国、オーストラリアなどはもっと大きな役割を果たせる」とも述べ、同盟へのさらなる貢献を求めた。



