米国防総省のコルビー次官は、インド太平洋軍から太平洋軍への再改称について、インドの重要性を軽視するものではないと強調した。東南アジア諸国歴訪中の今月13日、電話記者会見で述べた。
再改称の経緯と国防総省の説明
トランプ米政権は今年6月、日本を含む東アジア地域などを管轄するインド太平洋軍の名称を元の「太平洋軍」に戻した。同軍は、第1次トランプ政権が「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を採用した後の2018年5月に「インド太平洋軍」に改称していた。
米国防総省は今年6月の名称変更について、同軍が「太平洋軍」の名で朝鮮戦争やベトナム戦争を戦ったことを重視したと説明。「地域の同盟国・パートナー国とともに自由で開かれた地域を維持する決意に変わりはない」と強調した。
専門家の懸念と次官の説明
専門家の間では、FOIP実現のための重要なパートナーと位置付けられていたインドや東南アジア諸国を軽視しているとの見方もあった。これに対し、コルビー次官は改称について「インドの重要性を軽視するものではない」と強調した。
また、中国をにらんだ「戦略的焦点」が日本列島や台湾を含む西太平洋地域に当てられることを明確にするための改称だったと説明した。



