トランプ米政権は23日、ロシアとウクライナが戦う前線地帯の都市で、米側の仲介による「停戦」を発表した。背景には中間選挙を控え、一定の外交成果を印象づけたいという狙いもうかがえる。
ロシアは米側が示した期日より2日早い27日に停戦に入ると発表。米側と歩調を合わせることで、ウクライナ侵攻の収拾を巡る交渉で米側の譲歩を引き出す思惑がありそうだ。
ヘルソン州オレシュキで双方が戦闘停止に合意
米ホワイトハウスの発表によると、人道的危機が問題化していたウクライナ南部ヘルソン州オレシュキで双方が戦いを止めることに合意した。トランプ大統領の妻メラニア氏が公的な立場でロシア、ウクライナのそれぞれと交渉し、仲介に当たった。
停戦の間にロシアとウクライナの軍人ではない文民の担当者らがオレシュキに入り、支援物資を提供したり、住民を避難先へ移動させたりするという。停戦の期間は示していない。
中間選挙控え外交成果を強調
トランプ氏は23日、記者団に対し、この停戦について説明したとみられる。停戦発表の背景には、中間選挙を控えて外交成果を強調したいという政権の思惑があるとみられる。