ウクライナ軍、ロシア領内で「積極的な行動」開始 クルスク州知事が認める
ウクライナ軍、ロシア領内で攻勢 クルスク州知事認める

ロシア西部クルスク州のアレクセイ・スミルノフ代行知事は8日、ウクライナ軍が同州内で「積極的な行動」を開始したと発表した。これは、ウクライナ軍による越境攻撃の可能性を認める初めての公式発言となった。

ロシア国防省の主張

ロシア国防省は同日、ウクライナ軍約1000人が戦車や装甲車両を伴ってクルスク州南部に侵攻したが、ロシア軍がこれを撃退したと発表した。同省によると、ウクライナ軍は最大350人の死傷者を出し、戦車5両、装甲車両5両、歩兵戦闘車4両を失ったという。また、ロシア軍はウクライナ側に約6キロメートル侵入した後、撤退を余儀なくさせたとしている。

ウクライナ側の反応

ウクライナ政府は公式にはコメントを避けているが、ウクライナ国営通信社ウクルインフォルムは、ウクライナ軍がロシア領内で「戦闘作戦」を実施していると報じた。ウクライナ大統領府のミハイロ・ポドリャク顧問は、「ロシア領内での攻撃は、自国領土を防衛するための正当な手段だ」と述べたとされる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

クルスク州の状況

スミルノフ代行知事は、テレグラムで「ウクライナ軍の積極的な行動」を認めつつ、住民の安全確保に全力を挙げていると強調した。同州では、ウクライナとの国境に近い地域で戦闘が続いており、民間人に避難指示が出されている。ロシア非常事態省は、国境地域からの避難者を受け入れるための一時滞在施設を開設したと発表した。

戦略的意義と今後の見通し

今回の越境攻撃は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、最大規模のウクライナ軍によるロシア領内への攻撃の可能性がある。軍事専門家は、ウクライナ軍の目的はロシア軍の兵力を東部戦線から引き離すことにあると分析する。一方、ロシア軍はクルスク州に増援を派遣し、攻撃を撃退したと主張している。

本件について、国際社会からはウクライナの自衛権を認める声がある一方、エスカレーションを懸念する見方も出ている。アメリカ国務省は「ウクライナは自国を守る権利がある」と述べるにとどめ、詳細なコメントを避けた。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ