トランプ米大統領は25日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡にイランが敷設した機雷が完全に除去されたとSNSに投稿した。真偽は不明。イラン情勢の影響によるエネルギー価格の高騰がトランプ政権の支持率を押し下げており、米国民の不満を和らげるためにアピールしたものとみられる。
米海軍からの報告とイランへの通告
トランプ氏は「ホルムズ海峡の国際水域から全ての機雷が除去または爆破処理されたという報告を米海軍から受けた」とSNSに投稿。人工衛星でホルムズ海峡の状況を監視しており、新たに機雷を敷設しようとする船は即座に破壊されるとイラン側に通告したと説明した。
オマーン外相、イランとの協議で「近く発表」
一方、イラン側と将来のホルムズ海峡の管理の在り方を協議しているオマーンのバドル外相は25日、X(旧ツイッター)に「ホルムズ海峡の暫定航路と、安全な航行を回復するための取り決めについて、近く発表できることを期待している」と投稿。イランを訪問してアラグチ外相と「建設的な対話」を行ったとしたほか、「地域のパートナーとの協議も行われるだろう」と説明した。
アラグチ氏もXに投稿し、バドル氏との会談でホルムズ海峡の管理を地域諸国で解決する重要性が確認されたと強調した。
船舶への攻撃は続く
ただ、ホルムズ海峡を航行する船舶への攻撃は続いている。英海軍の関連機関「英国海運貿易オペレーション」(UKMTO)が25日に発表した報告によると、ホルムズ海峡で石油タンカーが飛翔体による攻撃を受け、航行不能になった。
ホルムズ海峡を巡っては6月17日に米国とイランが署名した覚書で、イランがオマーンや湾岸諸国と将来の管理の在り方を協議すると記されている。だがトランプ氏は今月17日、「オマーンの振る舞いは非常に良くない」と発言。「もしオマーンが邪魔をするのであれば、徹底的に爆撃してやる」とも述べていた。



