ドナルド・トランプ次期大統領は、就任後初の大規模な不法移民強制送還作戦をシカゴで開始した。この作戦は、1月20日の就任式直後から実施され、数百人規模の不法移民を拘束することを目標としている。移民税関捜査局(ICE)の関係者によると、作戦は「前例のない規模」で、シカゴの複数の地区で同時に行われた。
作戦の詳細と影響
作戦は1月21日未明に始まり、移民コミュニティが密集する地域を中心に、ICE職員が住宅や職場を捜索。これまでに少なくとも150人が拘束され、その多くは過去に強制送還命令を受けていた者や犯罪歴のある者とされる。トランプ氏は選挙戦で「不法移民の大量送還」を公約に掲げており、就任後すぐに実行に移した形だ。
シカゴのロリ・ライトフット市長はこの作戦を非難し、「移民は恐怖に怯えている。これは人道的危機だ」と声明を発表。一方、トランプ政権の広報担当者は「法律を遵守し、国民の安全を守るための正当な措置」と主張している。
コミュニティの反応
シカゴの移民支援団体「イリノイ移民難民権利連合」の代表は、「多くの家族がバラバラにされている。子供たちが学校に行けなくなる恐れもある」と懸念を示す。また、地元の教会は避難所を提供し、移民への法的支援を呼びかけている。
この作戦は、全米の他の主要都市でも同様の強制送還作戦が計画されているとの報道もあり、今後の展開が注目される。トランプ氏はツイッターで「アメリカを再び安全にする。不法移民は排除される」と投稿し、強硬姿勢を崩していない。



