大阪・よしもと漫才劇場所属の若手トリオ・生姜猫(川﨑、ケージュ、カンサイ)が7月10日、東京・YOSHIMOTO ROPPONGI THEATERで東京初単独ライブ『ぱあく』を開催した。チケットは完売。ほぼ新ネタのコント7本で構成され、多彩な設定と表現力で観客を笑いの渦に巻き込んだ。
幼なじみトリオが東京初単独
生姜猫は川﨑、ケージュ、カンサイの幼なじみで結成された芸歴4年目のトリオ。2025年頃から急速に頭角を現し、「UNDER5 AWARD」決勝進出、「NHK新人お笑い大賞」準優勝、「M-1グランプリ」準決勝進出、2026年「ぐるナイ おもしろ荘」準優勝など実績を重ねてきた。
ライブはオープニングの公園でたそがれる老人のコントでスタート。終盤にかけて怒涛の展開を見せ、会場に笑いの渦を起こした。その後、医者、アイドル、学生など多彩な設定を行き来しながら、全7本のコントを披露。芸歴4年目とは思えない表現の幅を見せた。最後のコントでは際どいワードも交え、大きな笑いに包まれて締めくくった。
終演後インタビュー:手応えと新ネタへのこだわり
終演後、3人がインタビューに応じた。ケージュは「無事に終わって良かったなっていう感じです。本当に」と安堵。川﨑は「あったかくて。いい人ばっかり!」、カンサイも「確かに。あったかかったっす。いいお客さんでした」と口をそろえた。
新ネタ中心の構成について、ケージュは「先々月に大阪の先輩・シカノシンプさんが六本木シアターで新ネタ単独をやっていて、かっこいいなと思った。並びたいという意思でさせていただきました」と説明。カンサイは「“ほぼほぼ新ネタ”です。オール新ネタと言うと怒る人がいるので」と訂正した。川﨑は「去年『漫才が面白い』と言われるようになったので、今年はコント中心にしたかった。『コントを見てほしい!』という気持ちでやりました」と語った。
個々の手応えと賞レースへの姿勢
個人的に手応えを感じた場面として、カンサイは「オープニングコント。内容で揉めたけど、いいスタートが切れた」と述べ、川﨑は「最後のネタでタオルを出したところ。気持ちよくウケた」と振り返った。ケージュは「最後のネタで『最悪や、ヌキなしやった』と言ってウケたところ。ウケてええんやと思いました」と笑った。
賞レースについては、カンサイが「僕らは賞レース向けのネタづくりが苦手。たまたまライブで面白かったネタを賞レースでもやったら出られた感じ。それを逆に持続させたい。狙わずに、好きなやつをかけたい」と語った。川﨑は「理想を言えば、今日の最後のコントをしたい」と話し、ケージュが「ABCお笑いグランプリでそれはやばい。出禁になる」とたしなめる場面もあった。
全国のファンへアピール
最後にアピールを求められると、川﨑が「面白すぎる3人組だよね」とハードルを上げ、ケージュが「こいつ毎回、めっちゃえぐいこと言う」とツッコむ。川﨑は「『おもしろ』と『すぎる』の間にちっちゃい『っ』を入れて『おもしろっすぎる』でお願いします」とこだわりを見せ、カンサイが「もうそれで行きましょう」とまとめた。



