ホルムズ海峡周辺で、米国とイランによるタンカー攻撃の応酬が激しくなっている。紅海側では、イエメンの親イラン武装組織がサウジアラビアの石油施設に大規模攻撃をしかけた。中東情勢の緊張の高まりにより、原油価格に上昇圧力が強まっている。
米軍とイラン革命防衛隊の攻撃の応酬
米中央軍は8日の攻撃で、ホルムズ海峡に近いオマーン湾で4隻、ペルシャ湾にある原油輸出拠点であるカーグ島の付近で1隻を攻撃したとしている。イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」が過去2日間にわたり、米海軍の軍艦を弾道ミサイルで攻撃した報復だ、と説明した。
これに対し、革命防衛隊は8日、「米軍を支援するクウェートとバーレーンの港の周辺に停泊しているタンカーは攻撃の標的になる」と警告。9日、ペルシャ湾周辺でタンカー8隻を攻撃したと発表した。さらに、米海軍の駆逐艦2隻と、イラン側が通航を禁じているホルムズ海峡の海域を通ろうとした船舶10隻も標的にしたほか、ヨルダンにある米軍基地をミサイルで攻撃したとしている。
原油価格への影響と今後の見通し
米国、イランともにさらなる攻撃を示唆しており、中東情勢の緊張は続くとみられる。原油価格には上昇圧力が強まっており、今後の動向が注目される。



