ロシア外務省は5日、ロシアによるウクライナ侵略を巡り、日本政府が2日に発表した対露追加制裁について「日露間に残るわずかな関係も悪化させる軽率な行動だ」と非難した。報復措置を講じると警告し、日本の国益に関わる分野を対象とする方針を示した。「影の船団」タンカーなど35隻を制裁対象に日本政府は、欧米の対露制裁を回避して露産原油を運ぶ「影の船団」のタンカーなど特定の35隻を初めて制裁対象に加えた。これに対し、露外務省は5日に報道官の声明として、欧米に足並みをそろえる日本について「外交の独立性を欠いている」と主張した。制裁は、ウクライナの和平実現にはつながらないとの考えも強調した。日ソ通商条約に言及し「軽視」と一方的に表明露外務省は、1958年発効の「日ソ通商条約」も持ち出し、日本側がロシアとの協定を「軽視している」とする立場を一方的に表明した。同協定は、両国間の海運や貿易の安定化を図ることを定めている。