10年ぶりの新たな捜索開始
マレーシア航空MH370便の行方不明事件から10年が経過した2024年、新たな捜索がまもなく開始される。この航空機は2014年3月8日、クアラルンプール発北京行きとして離陸後、乗員乗客239人を乗せたまま消息を絶った。
オーシャン・インフィニティ社の挑戦
海洋探査企業オーシャン・インフィニティ社は、新たな捜索を主導する。同社のCEOは「前回の捜索で得られたデータを分析し、新たなエリアを特定した。見つけられる自信がある」と述べている。捜索はインド洋南部の海底約4000メートルの地点で行われる予定だ。
今回の捜索は、マレーシア政府とオーシャン・インフィニティ社の間で「成果報酬型」の契約が結ばれており、発見された場合にのみ報酬が支払われる。具体的な報酬額は明らかにされていないが、数千万ドルと見られている。
過去の捜索の経緯
MH370便の捜索はこれまでに2度行われている。最初の大規模な捜索は2014年から2017年にかけて、オーストラリア主導で行われ、約1億8000万ドル(約270億円)を費やしたが、機体の主要部分は見つからなかった。その後、2018年にはオーシャン・インフィニティ社が短期間の捜索を実施したが、成果は得られなかった。
これまでの捜索で、インド洋のレユニオン島やモザンビークなどで機体の一部とみられる破片が漂着しているが、機体の主要部分やブラックボックスは未だ発見されていない。
新たな手がかりと技術
オーシャン・インフィニティ社は、新たな捜索に高度な水中ドローンやソナー技術を投入する。同社は「過去の捜索データを再分析し、新たなエリアを特定した」と説明している。専門家の中には、漂流データや衛星通信の解析から、機体がインド洋南部の特定の海域に沈んでいる可能性が高いと指摘する声もある。
一方、マレーシア政府は「新たな捜索が実を結ぶことを期待している」とコメントしている。遺族らは「10年経っても諦めていない。真相が明らかになることを願っている」と述べている。
今後のスケジュール
新たな捜索は2024年3月から開始される予定で、期間は約6ヶ月を見込んでいる。捜索範囲は過去の捜索よりも狭いエリアに絞られており、成功率は高いとされている。オーシャン・インフィニティ社は「今回こそ発見できると確信している」と語っている。



