イランのアッバス・アラグチ外相とオマーンのバドル・ブサイディ外相は25日、イランの首都テヘランでホルムズ海峡の管理について会談し、共同声明を発表した。両外相は主権を維持しつつ海峡の安全航行を再開することが重要との認識で一致した。イランには、米国をけん制し、沿岸国主導の海峡管理を進める狙いがあるとみられる。
新航路設置と機雷除去の共同計画を協議
共同声明によると、両外相はホルムズ海峡の新航路の設置に加え、機雷除去の共同計画の実施について話し合った。将来の海峡管理に向けた協議を続け、ペルシャ湾沿岸国とも意見を交わすことで一致した。
新航路を巡っては、両国は海峡中央部に共用の暫定航路を設ける案で合意している。だが、海峡管理を巡って米国とイランの対立が続いているため、正式な合意文書の発表には至っていない。今回の会談では、海峡の具体的な運用方法を詰める実務協議を続けることで一致した。
米国との覚書履行が海峡開放の条件
米国とイランが6月に署名した「覚書」ではホルムズ海峡の安全航行の調整と機雷除去、海峡管理に関するオマーンとの協議がイラン側に義務づけられた。イランは米国側の覚書履行が海峡開放の条件だとして、封鎖の継続を宣言している。



