欧州連合(EU)の外相は、イランの核開発問題をめぐり、新たな対話の枠組みを提案した。これに対し、イラン政府は国際原子力機関(IAEA)による査察受け入れなどを条件に、対話に応じる姿勢を示した。
EUの提案内容
EUの外相は声明で、「イランとの包括的な対話を再開する用意がある」と述べ、核問題に加え、地域の安全保障や経済協力も議題に含める考えを示した。この提案は、イランが核合意(JCPOA)の順守を再開することを前提としている。
イランの条件付き受け入れ
イラン外務省報道官は、「EUの提案を歓迎するが、米国の一方的な制裁が解除され、IAEAの査察が完全に実施されることが条件だ」と述べた。イランは現在、ウラン濃縮度を60%まで引き上げており、IAEAはイランへの査察を強化している。
米国の反応
米国国務省は、「イランが核開発を制限しなければ、追加制裁を検討する」と述べ、圧力を継続する方針を明確にした。一方、EUは「外交的解決が唯一の道」と強調している。
今後の見通し
専門家は、イランとEUの対話が実現すれば、核合意の復活につながる可能性があると指摘する。しかし、米国の制裁とイランの核開発の現状を考えると、交渉は長期化する見通しだ。



