EU首脳会議、米国にICC制裁撤回要求「必要なあらゆる措置」
EU首脳会議、米国にICC制裁撤回要求「必要なあらゆる措置」

欧州連合(EU)は15、16の両日、ブリュッセルで開いた首脳会議の成果文書で、米国が国際刑事裁判所(ICC)に科した制裁について撤回を求めた。早期の制裁撤回を目指し、米国に働きかける方針を示している。

成果文書が制裁撤回を要求

成果文書は、ICCを守るため、「必要なあらゆる措置を取る用意がある」と強調した。EU事業者がICCに金融やその他のサービスを提供し続けることが重要だとも指摘した。

EU企業などが外国の制裁に従うことを禁じる「ブロッキング規則」が念頭にあるとみられる。今後、EUの執行機関である欧州委員会が具体策を策定する見通しだ。

米国の制裁に「深く遺憾」

米国が今月発表したICC本体への制裁について、成果文書には「深く遺憾に思う」との文言が盛り込まれた。国際法を支えるICCなど司法機関の職員らを威圧や制裁から保護することも確認した。