中国のSLBM発射、仏軍司令官が事前通知を明かす 南太平洋で核戦力誇示
中国SLBM発射、仏軍司令官が事前通知を明かす

フランス軍の高級司令官が、中国が南太平洋で実施した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験について、事前に通知を受けていたことを明らかにした。この発射は、中国が海中核戦力の近代化を加速させている中で行われ、核抑止力の信頼性を国内外に誇示する政治的・戦略的メッセージとみられる。

フランス軍司令官が事前通知を認める

フランス軍の司令官は、中国が南太平洋の公海でSLBMを発射する数日前に、フランス側に対して事前通知があったと述べた。この通知は、中国とフランス間の軍事的なコミュニケーションチャネルを通じて行われたとされる。司令官は「中国は透明性を示したが、我々は引き続き警戒を怠らない」とコメントした。

中国のSLBM発射は、2026年7月14日に報じられた。原子力空母シャルル・ド・ゴールが2019年にインド洋で訓練中、海上自衛隊の乗員が敬礼する写真が記事に添えられている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

中国の海中核戦力近代化の背景

中国は近年、陸上配備の大陸間弾道ミサイル(ICBM)に加え、原子力潜水艦とSLBMによる海中核戦力の近代化を積極的に進めている。海中に潜む原子力潜水艦は、敵の先制攻撃を受けても生き残り、核反撃を行う「第二撃能力」を担う。今回の発射は、中国が海中核抑止を常時維持する「継続的海洋抑止(Continuous At-Sea Deterrence=CASD)」の確立に向け、本格的に踏み出した可能性を示す。

専門家は、中国がSLBMの発射実験を繰り返すことで、抑止力の信頼性を高めると同時に、米国やその同盟国に対して軍事的なプレゼンスを示そうとしていると分析する。

フランスの警戒と国際的な反応

フランス軍は、中国の核戦力拡大に対して警戒を強めている。フランスはインド太平洋地域に領土を持ち、中国の軍事活動を監視する立場にある。今回の事前通知は、偶発的な衝突を避けるための信頼醸成措置として評価される一方、中国の核戦力増強に対する懸念は払拭されていない。

米国や日本の当局も、中国の海中核戦力の動向を注視している。中国のSLBM発射は、地域の安全保障環境に影響を与える可能性がある。

今後の展望

中国は今後もSLBMの発射実験を継続し、原子力潜水艦の運用能力を向上させるとみられる。これに対し、米国や同盟国は、抑止力の維持と地域の安定を図るための対応を迫られる。フランス軍司令官は「中国の動きを引き続き監視し、必要な措置を取る」と述べた。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ