ロシア軍の特殊部隊「アフマット」に所属する日本人兵士の金子大作氏は、ウクライナ戦争の最前線での生活について、著書の中で明かしている。ドローンが24時間空を飛び交う戦場では、排泄物の温度が敵に感知されるため、兵士たちは工夫を強いられるという。
孤立したブリンダッシュでの日々
金子氏がいたブリンダッシュは谷間の森に位置し、毎日迫撃砲の攻撃にさらされていた。倒木が散乱し、小道も消え失せた。周囲に友軍はほとんどなく、急斜面を50メートル以上登った先に国境警備隊のブリンダッシュがあるだけで、無線連絡も5回連続で応答がなかったという。
200人以上の仲間の死と感情の麻痺
ロシアに来てから常に最前線に送られた金子氏は、死んだ仲間が150人、いや200人を超えるかもしれないと語る。テレグラムには二度と既読が付かない仲間のトーク履歴が毎日増えていったが、仲間の死に恐怖も悲哀も感じなくなっていたという。
睡眠にも支障をきたし、頭の据わりが悪く、寝床が狭く感じられ、どのような体勢でも窮屈で、なかなか眠れない日が続いたと述べている。



