パキスタン空爆で死者329人に、国防相「全面戦争」と宣言 タリバンは対話呼びかけ
パキスタン空爆死者329人、国防相「全面戦争」宣言

パキスタン空爆で死者329人に、国防相が「全面戦争」と宣言 タリバンは対話による解決を呼びかけ

パキスタン軍は2月27日未明、アフガニスタンの首都カブールを含む各地に対して大規模な空爆を実施しました。この攻撃は、2月26日に国境地帯で発生したアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権部隊による攻撃への報復として位置づけられています。双方の発表によれば、パキスタン軍は2日間の作戦でタリバン兵と武装勢力の計274人を殺害したと主張し、一方のタリバン側はパキスタン兵55人を殺害したと反論しており、合計死者数は329人に達しています。報復の連鎖が深刻に懸念される状況です。

パキスタン政府の強硬姿勢とタリバンの対応

パキスタンのシャリフ首相は声明の中で、「国家防衛のために一切の妥協はしない」と断固たる姿勢を示しました。さらに、ハワジャ国防相はタリバンを強く非難し、「忍耐の限界を迎えた。これは全面戦争だ」と述べ、事態の深刻さを強調しています。2021年にタリバンが復権して以降、昨年の衝突に続いて戦闘が激化しており、両国間の対立が決定的なものとなっています。

これに対し、タリバン暫定政権のムジャヒド報道官は2月27日、記者団に対して「パキスタンと対話を通じて紛争を解決したい」と述べ、平和的解決への意向を示しました。ロイター通信の報道によれば、ロシアやトルコなどの国々が仲介を試みており、国際社会の関心が高まっています。また、中国外務省の毛寧報道局長も、調停のために両国に対して働きかけていることを明らかにしました。

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空爆の標的と地域情勢の緊迫化

報道によると、今回の空爆の標的はカブールや南部のカンダハルなどにあるタリバンの軍事施設でした。パキスタンとアフガニスタンの国境付近、特にトルカム周辺ではタリバン兵が集結している様子が確認されており、緊張が一層高まっています。

この衝突は、単なる局地的な紛争ではなく、地域全体の安全保障に影響を及ぼす可能性があります。パキスタン側の強硬な姿勢とタリバン側の対話呼びかけが対立する中、国際社会の仲介努力が注目されています。今後の展開次第では、さらなる軍事行動や外交交渉が行われる見込みです。

双方の主張が食い違う死者数や攻撃の詳細については、独立した検証が求められています。地域の安定を損なう報復の連鎖を防ぐため、早期の停戦と対話の再開が急がれます。

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