イエメンの親イラン武装組織フーシ派のブハイティ幹部は29日、共同通信の電話取材に応じ、イエメン沖のバベルマンデブ海峡を巡り、攻撃の対象はサウジアラビアの船舶だけで、日本を含めたその他の国の船舶は狙わないと説明した。「航行の自由を阻害するつもりはない」と述べ、海峡で通航料の徴収も検討していないとした。
サウジ船舶のみ海上封鎖
フーシ派は中東の親イラン勢力でつくる「抵抗の枢軸」の一角。サウジと攻撃の応酬を繰り広げ、サウジの船舶に対し「海上封鎖」を宣言している。ブハイティ氏は、日本のタンカーや日本に向かうサウジ以外のタンカーがサウジ産原油を積んでいても「攻撃対象にはならない」と強調した。一方、バベルマンデブ海峡を通航するにはフーシ派側の許可を得る必要があるとの考えも示した。フーシ派が既に海峡を通る船舶と連絡を取り許可を与えているとも主張した。
原油輸送路への影響
バベルマンデブ海峡は、封鎖状態のホルムズ海峡に代わる原油の輸送路となっており、航行への影響が懸念されている。一部報道では、フーシ派がバベルマンデブ海峡で通航料の徴収を検討していると伝えられているが、ブハイティ氏は否定した。フーシ派は航行の自由を重視していると繰り返した。



