米国、中国からの純銅・アルミニウム輸入に25%関税 半導体関連も対象
米国、中国からの純銅・アルミ輸入に25%関税

米国政府は14日、中国からの輸入品に対する新たな関税措置を発表した。対象には純銅、アルミニウム、半導体関連製品などが含まれ、税率は25%に設定された。この措置は、米通商代表部(USTR)が公表したもので、中国の技術移転や知的財産権侵害に対する報復として位置づけられている。

関税の対象範囲と背景

USTRによると、新たな関税は中国からの純銅、アルミニウム、半導体関連製品のほか、一部の工業部品や消費財にも適用される。対象品目は約200品目に上り、貿易額にして年間約200億ドル相当とみられる。米国政府は「中国の不公平な貿易慣行に対処するため」と説明している。

この動きは、2025年2月にトランプ前大統領が中国製品に10%の関税を課した措置に続くもの。今回の関税は、半導体や重要鉱物など戦略的分野を標的としており、米中技術覇権競争の激化を反映している。

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産業界への影響と反応

米国半導体工業会(SIA)は声明で「新たな関税はサプライチェーンの混乱を招き、米国企業の競争力を損なう」と懸念を表明した。一方、米国銅業協会は「国内生産者にとっては恩恵がある」と評価する。

中国商務省は即座に反発し、「断固たる対抗措置を取る」と警告。中国メディアは「米国の一方的な行動は世界の貿易秩序を破壊する」と非難した。

今後の見通し

専門家は、今回の関税が米中貿易摩擦をさらに悪化させ、世界経済の減速につながる可能性を指摘する。国際通貨基金(IMF)は、米中関税の応酬が世界GDPを0.5%押し下げると試算している。今後の交渉次第では、関税の一部撤回もあり得るが、両国の立場の隔たりは大きく、解決は容易ではない。

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