ブリンケン米国務長官は、中国の急速な軍事拡大を非難し、台湾への圧力強化に警告を発した。米中関係の緊張が高まる中、台湾海峡の安定維持を強調した。
中国の軍事拡大に対する批判
ブリンケン長官は、中国が過去20年間で軍事費を10倍以上に増やし、南シナ海や台湾海峡で活動を活発化させていると指摘。「中国の軍事拡大は地域の安定を脅かしている」と述べた。
また、中国の軍事ドクトリンが攻撃的なものに変化しているとし、特に核戦力の増強や宇宙・サイバー空間での能力向上に懸念を示した。
台湾問題での警告
ブリンケン長官は、台湾に対する中国の圧力強化を強く非難。「台湾海峡の平和と安定は米国の長期的な利益に直結する」と強調し、中国に対し自制を求めた。
さらに、米国は台湾との非公式な関係を維持し、台湾の国際的な参加を支持する立場を改めて表明。中国の「一つの中国」原則に反する行動は許容できないと警告した。
米中関係の展望
ブリンケン長官は、米中関係は競争と協力の両面があるとしつつも、中国の行動が国際秩序を損なう場合には対抗する方針を示した。一方で、気候変動や核不拡散などの分野での協力の可能性にも言及した。
専門家は、今回の発言が米中関係のさらなる悪化につながる可能性があると指摘。台湾問題をめぐる緊張は今後も続くとみられる。



