国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「花輪ばやし」が19日、秋田県鹿角市花輪の中心部で始まった。同市最大の夏祭りで、きらびやかに輝く屋台が夕暮れ時、10町内から商店街を巡行。笛やすりがね、太鼓、三味線の活気あるおはやしを奏でながら、豪華な屋台がJR鹿角花輪駅前へと繰り出した。
約260年前の江戸中期に記録が残る伝統行事
花輪ばやしは、花輪の総鎮守・幸(さきわい)稲荷神社の祭典で奉納され、約260年前の江戸中期の古文書に記録が残る。「本ばやし」「二本滝」「祇園」など伝承12曲を奏でる屋台は、演奏しながら歩く「腰抜け屋台」で、「ヤッサー、ハッ」と威勢のいい掛け声が響いた。
20日まで開催、昨年は大雨で中止に
祭りは20日まで。昨年は2日目に記録的な大雨で屋台運行が中止になった。祭りを取り仕切る若者頭協議会の柳舘政利会長(39)は「学生も社会人もこのために帰って来て盛り上がる。深夜0時からは厳粛な『拳ばやし』で厳かに神事を行う」と話した。



