国連人道問題調整室(OCHA)は19日、2025年に暴力行為により死傷したり、誘拐されたりした人道支援従事者が世界で計907人に上り、過去最多を更新したと発表した。安価な武装ドローンの普及により、支援従事者や民間人が攻撃にさらされる危険が高まっていると警告した。
殺害された支援従事者は350人、ガザが最多
25年に殺害された支援従事者は350人。うち186人がパレスチナ自治区ガザで殺害され、3年連続で最も犠牲が多い地域となった。次いでスーダンが71人だった。
OCHA室長「容認できない」と指摘
OCHAのフレッチャー室長は「わずか3年間で千人を超える支援従事者が殺害された。到底容認できない」と指摘。武装ドローンの脅威が増していることにも触れながら「技術が変わっても、戦争のルールは変わらない」として、各国に国際人道法の順守を求めた。
19日は、人道支援活動の重要性や、活動中に犠牲となった支援従事者に思いを寄せる国連の「世界人道デー」に当たる。(共同)



