ウクライナ軍は9月1日、ロシア本土の軍事施設を無人機で攻撃し、石油貯蔵所に火災が発生したと発表した。ロシア国防省は、防空システムが複数の無人機を迎撃したと報告している。
ウクライナによる越境攻撃の詳細
ウクライナ軍参謀本部は声明で、ロシア西部のブリャンスク州とクルスク州にある石油貯蔵所や弾薬庫などの軍事施設を無人機で攻撃したと明らかにした。攻撃により、ブリャンスク州の石油貯蔵所で火災が発生し、少なくとも1つの燃料タンクが破壊されたという。また、クルスク州の弾薬庫でも爆発が確認されたとしている。
ロシア国防省は、ウクライナ軍が無人機計13機を使用して攻撃を試みたが、防空システムがこれらを迎撃・破壊したと発表。ただし、ブリャンスク州知事は、同州の石油貯蔵所で火災が発生したことを認め、消火活動が行われていると述べた。負傷者はいないとしている。
ロシア側の反応と影響
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナによる越境攻撃を「テロ行為」と非難し、報復を警告している。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの軍事インフラを破壊することが「戦争を終わらせるための正当な手段」だと主張している。
今回の攻撃は、ウクライナ軍がロシア領内への攻撃能力を強化していることを示すものだ。ウクライナは、自国領土へのミサイル攻撃を減らすため、ロシアの補給線や軍事拠点を標的にしていると説明している。
国際社会の反応
米国務省のパテル副報道官は、ウクライナが自国防衛のためにロシア領内の軍事目標を攻撃する権利があるとの立場を改めて表明。ただし、米国はウクライナに対し、長距離兵器の使用を制限していると述べた。
一方、ロシアの国連大使は、ウクライナの攻撃は「エスカレーション」であり、国際社会はウクライナに自制を求めるべきだと主張している。



