ウクライナ軍総司令官解任、人気国防相との対立で市民抗議拡大
ウクライナ軍総司令官解任、国防相対立で抗議

ロシアの全面侵攻を受けるウクライナのシルスキー軍総司令官(60)が21日、ゼレンスキー大統領によって解任された。国民からの人気が高いフェドロウ国防相(35)との対立が公になり、ウクライナ各地でシルスキーに対する大規模な抗議デモが展開されていた。

後任にドラパティ統合軍司令官

後任はドラパティ統合軍司令官(43)。ゼレンスキー氏は21日夜の演説で、シルスキー氏に謝意を示した。シルスキー氏は2022年2月の全面侵攻開始後、首都キーウの防衛戦で評価され、24年2月に総司令官に就任していた。

解任の背景にフェドロウ氏との確執

解任の背景には、15日に国防相ポストを外されたフェドロウ氏との確執がある。フェドロウ氏は16日の会見で、シルスキー氏が軍の改革を妨げていると非難。ゼレンスキー氏に総司令官の交代を進言したが断られたと説明した。

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フェドロウ氏を支持するウクライナ国民は、16日から連日抗議デモを実施。ゼレンスキー氏に直接怒りの矛先が向くのは、侵攻開始後の4年半で初めてだった。

退役軍人が24日までの決断を要求

デモを呼びかけてきた退役軍人は、フェドロウ氏の復帰とシルスキー氏の解任を24日までに決断するよう訴えていた。

事態を重く見たゼレンスキー氏は18日、両者とそれぞれ協議。「軍に関する決定がなされる」と予告するとともに、軍幹部らとの面談を重ねていた。

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