対馬市と竹富町、ヤマネコが結ぶ友好都市10年 持続可能な島づくりを誓う
対馬市と竹富町、ヤマネコが結ぶ友好都市10年

長崎県対馬市と沖縄県竹富町が、友好都市協定の締結から10年を迎え、対馬市で記念シンポジウム「島々の未来共創」を開催した。両市町は約1200キロ離れているが、ともにヤマネコが生息する縁で結ばれている。シンポジウムでは、今後も連携を深め、持続可能な島づくりを進めることを誓い合った。

ヤマネコが結ぶ縁

対馬市には国の天然記念物ツシマヤマネコが生息し、竹富町の西表島には国の特別天然記念物イリオモテヤマネコが分布する。両種はともに大陸から渡ってきたベンガルヤマネコの亜種とされ、日本の野生ヤマネコはこの2種類のみとされる。この共通点が縁となり、2016年7月、両市町は環境省の立ち会いのもと友好都市協定を締結。環境保全や文化交流を通じて友好の絆を深めてきた。

10周年記念シンポジウム

今回のシンポジウムは、締結10年の節目を機に、次の10年に向けた連携のあり方や持続可能な島づくりを共に考える場として企画された。7月4日に対馬市で開かれたシンポジウムには、両島の島民らが参加し、議論を深めた。

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開会にあたり、対馬市の比田勝尚喜市長は「現状や課題、具体的な活動を共有し、次の10年に向けた未来をともにつくり上げたい」とあいさつ。竹富町の前泊正人町長は「築いてきた絆が今後さらに発展し、より深い信頼と協力へとつながっていくことを願う」と語った。環境省沖縄奄美自然環境事務所の大林圭司所長も祝辞を述べた。

「島々の未来共創宣言」を発表

シンポジウムでは、両市町の関係者らが「島々の未来共創宣言」を発表。持続可能な島づくりに向け、環境保全や文化交流などの分野でさらなる連携を強化することを確認した。両市町は、ヤマネコの保護活動やエコツーリズムの推進など、具体的な協力事業を進める方針だ。

約1200キロ離れた離島同士だが、ヤマネコという共通のシンボルを通じて築かれた絆は、今後も両市町の持続可能な発展を支える基盤となる。

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