トランプ米大統領が7月、訪問先トルコからの帰路、イランの暗殺を警戒し、ひそかに大統領専用機から別の航空機に乗り換えて出発していたことが、米紙ワシントン・ポスト(電子版)が10日、関係者の話として報じた。
報道によると、トランプ氏は7月、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議のためトルコの首都アンカラを訪問。同8日の帰国時、空港でテレビカメラの前で大統領専用機「エアフォース・ワン」に搭乗したが、その数分後、機内食などを運ぶ昇降機付きの「ケータリングトラック」に身を潜め、専用機を離脱。より小型の「エアフォースC-32A」に乗り換えて帰国の途に就いた。
おとりとなった専用機
大統領専用機には通常、ホワイトハウスのスタッフや報道関係者が同乗するが、この際はエアフォース・ワンがイランの攻撃への「おとり」となっていたという。当時、米国とイランは攻撃の応酬を再開しており、米政権はイランの暗殺を警戒していた。
大統領専用機を巡っては、7月8日のアンカラからの帰路、カタールから譲渡された新型機ではなく旧型機を使ったと報じられていた。新型機がミサイル検知・回避システムなどの安全装備を十分に備えていないため、イランの攻撃への懸念から旧型機を使用した可能性が指摘されていた。



