台湾当局は14日、新型の地対空迎撃ミサイル「天弓4型」を公開した。射程は約300キロに達し、中国大陸からの航空機やミサイルへの対処能力を大幅に向上させるとしている。
射程約300キロ、迎撃範囲を拡大
「天弓4型」は、既存の「天弓3型」の後継となる迎撃ミサイルで、射程は約300キロ。従来型の約200キロから大幅に延伸され、台湾海峡を越えて中国大陸側の航空機やミサイルをより遠距離で迎撃することが可能になるという。
台湾の国防部門によると、新型ミサイルは高速で移動する目標への迎撃能力を高めるため、新型のレーダーシステムと連携して運用される。発射試験はすでに成功しており、年内にも部隊への配備を開始する計画だ。
防空網の要として運用へ
台湾当局は、中国の軍事的圧力が高まる中、防空能力の強化を進めている。「天弓4型」は、台湾各地に配備されている「天弓」シリーズの最新型として、防空網の要となることが期待されている。
国防部門の担当者は「天弓4型は、台湾の防空能力を新たな段階に引き上げるものだ。中国のいかなる脅威にも対抗できる体制を整える」と述べた。
中国は反発の構え
一方、中国国営メディアは、台湾当局によるミサイル公開について「台湾の独立を企てる危険な行為だ」と批判する論調を強めている。中国は台湾を自国の領土と主張しており、軍事力の行使も辞さない姿勢を示している。
今回のミサイル公開は、台湾海峡をめぐる緊張をさらに高める可能性がある。台湾当局は、国防力の強化を継続する方針を示しており、今後の動向が注目される。



