第1次トランプ米政権が2019年に台湾への売却を決定した最新型F16V戦闘機66機のうち、第1陣となる2機が近く南東部・台東市の志航基地に到着する見通しとなった。台湾メディアが23日、伝えた。
納入遅れが防衛戦略に影響
F16Vは当初、23年から納入が始まる予定だったが、新型コロナウイルス禍によるサプライチェーン(供給網)の混乱などにより計画が大幅に遅れ、中国の軍事圧力に直面する台湾の防衛戦略にも影響を与えていた。
2機は米国から経由で到着
台湾紙の自由時報(電子版)によると、F16V2機は17日に米サウスカロライナ州の工場を離陸。ハワイ州と米領グアムを経て、志航基地に到着する予定。
台湾空軍が導入するF16V(ブロック70)は第4.5世代戦闘機とされる。第5世代戦闘機の技術を応用した高性能レーダーを備え、作戦情報を共有するデータ通信システム「リンク16」にも全面接続が可能だ。
台湾空軍が1990年代後半に米国から購入し、性能向上のための改修を完了した現行の主力戦闘機F16約140機と比べてエンジン出力が強化され、作戦行動半径も広いとされる。



