ソウル高裁は23日、政治資金法違反の罪に問われた呉世勲(オセフン)ソウル市長の控訴審で、一審の有罪判決を破棄し、無罪を言い渡した。呉氏は保守系野党「国民の力」の有力政治家で、将来の大統領選候補の一人とされており、判決の行方に注目が集まっていた。
一審は罰金1千万ウォン
呉氏は2021年のソウル市長選を前に、政治ブローカーに複数回の世論調査を依頼し、自身の支援者に調査費用計3300万ウォンを肩代わりさせたとして起訴された。一審のソウル中央地裁は、調査費用の一部について呉氏が支援者に支払わせたと認定し、罰金1千万ウォンを言い渡していた。
控訴審の判断
控訴審は政治ブローカーの供述は信用できず、裏付ける証拠も不十分だと判断した。公職選挙法によると、罰金100万ウォン(約12万円)以上の刑が大法院(最高裁)で確定すれば失職する。今回の無罪判決により、呉氏の失職リスクは消えた。