太平洋諸島フォーラム、中国ミサイル非難の共同声明採択できず
太平洋諸島フォーラム、中国非難声明を採択できず

太平洋諸島フォーラム(PIA)は7日、フィジーの首都スバで外相会合を開いたが、中国軍による先月の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験を非難する共同声明を採択できなかった。ニュージーランドのウィンストン・ピーターズ外相は、一部の加盟国が「部外者」に迎合していると強く批判した。

中国のミサイル実験と加盟国の対応

中国は7月6日、原子力潜水艦から太平洋に向けて模擬弾頭1発を搭載した弾道ミサイルを発射する実験を行い、軍事力を誇示したが、一部の国に直前に通知しただけだった。監視機関によると、ミサイルはソロモン諸島、ナウル、ツバルの間の海域に着弾したとみられる。

数時間に及ぶ会合の後、ピーターズ外相は、SLBM発射実験を非難する共同声明を採択できなかったと明らかにした。同外相は声明案の採択を阻止した2か国の具体名は挙げなかったが、親中のキリバスとナウルが、主要なパートナー国である中国を公式に非難することに関心が薄く、消極的だったとみられている。

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ツバルの訴えと今後の見通し

SLBM発射実験について、太平洋諸国の複数の首脳が非難したが、16か国と2地域で構成される太平洋諸島フォーラムとしての公式な共同声明には至っていない。ピーターズ外相は記者団に対し、「彼らは反対だとしか言わず、具体的な理由を示さなかった」と述べた。

同外相はこれらの国々について、「部外者に迎合している」と非難。「数千年にわたりここに暮らしてきたわれわれがどのような立場を取るべきかを、部外者が指図すべきではないという点を極めて明確にした」として、中国を暗にけん制した。

台湾と外交関係を持つツバルもSLBM発射実験に関する事前通知を受け取っていなかったとして、中国を非難する共同声明の採択を求めていた。ツバルのパスナ・ツアガ外務・労働・貿易省事務次官は会合の合間に、「われわれはいかなる大国からも威圧されたくはない」「そのような扱いを受けるべきではない」として、「太平洋諸島フォーラムとして極めて強いメッセージを発信することで、われわれの立場を強化したい」と訴えた。

ツアガ事務次官はさらに、ミサイルがツバルに「非常に近い海域」に着弾したとして、模擬弾頭の捜索に向けて米国や中国を含む複数の大国に支援を要請したことを明らかにした。

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