アマゾンで数百の地上絵をレーザー調査で発見、複雑な社会の存在示唆
アマゾンで数百の地上絵をレーザー調査で発見、複雑な社会の存在示唆

アマゾン南西部の上空から調査を行っていた考古学者たちが、大地に刻まれた数百もの古代の壮大な模様を発見した。スペインやポルトガルの入植者が到来する1千年も前に、この熱帯雨林に複雑な社会が存在していた可能性を示唆している。

レーザー測量で明らかになった地上絵

7月29日付の英科学誌ネイチャーに掲載されたこの調査は、密林の樹冠の足元に、円や四角形などの幾何学模様があることを示している。一部には、それらをつなぐ道路も見られ、これまでに知られていなかった土造りの構造物が合わせて400カ所近くにのぼる。

その多くは、考古学者が地上絵(ジオグリフ)と呼ぶ造形物であり、紀元前600年から西暦850年の間に造られたものだ。これらはすべて、15世紀にヨーロッパ人が到来する前のアマゾンの大部分は人の手がほとんど入っていない広大な森林だった、という従来の見方を否定する、さらなる証拠を示すものだ。

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土手や溝で形作られた遺構の規模

ボリビア、ブラジル、ペルーの国境付近にある密林の木々の下を調べるため、研究者たちは、「ライダー(LiDAR=光検出・測距)」と呼ばれるレーザー測量技術を使った。考古学者を含め世界各地の研究者らが、肉眼では見えない場所を地図化するために活用している技術だ。

土手や塚、溝によって形作られたこれらの地上絵は、大きさもさまざまだ。その大半は7エーカー(約2万8千平方メートル)ほどの規模で、幅30フィート(約9.1メートル)、深さ15フィートの溝を備えているものも多い。最大の図形は120エーカー以上もの広範囲にわたっている。

これらの発見は、アマゾンの歴史観を覆す可能性を秘めており、今後の研究が期待される。

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