ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領選勝利はほぼ確定も国内分断を懸念
ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領選勝利確実も分断懸念

ペルーの大統領選決選投票で、右派政党「フエルサ・ポプラル」党首ケイコ・フジモリ氏の勝利がほぼ確実となった。フジモリ氏は24日、記者会見で自身の勝利はほぼ「覆らない」と述べる一方、国内の政治的分断を認めた。

開票状況と得票差

選挙管理当局の発表によると、開票率99.87%の時点で、フジモリ氏は左派の対立候補ロベルト・サンチェス氏に対し4万4000票以上の差をつけている。未集計の票は121の投票所の約3万6300票のみで、サンチェス氏の逆転は不可能とみられる。

フジモリ氏は支持者に感謝を述べ、現在の得票差は「覆らない結果」を示していると強調。しかし、世論を二分した選挙戦と僅差の結果により、ペルー社会が深く分断されていることも認めた。

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フジモリ家の復権

フジモリ氏の勝利は、父アルベルト・フジモリ元大統領(2000年に失脚)の時代から20年以上を経て、一族が再び政権の座に就くことを意味する。アルベルト氏は在任中、強権的な統治と汚職で知られ、現在も収監中だが、ケイコ氏は父の政策を継承する姿勢を示している。

サンチェス氏の反発

一方、サンチェス氏は「選挙プロセスにおいて重大な違反があった」と主張し、フジモリ氏の政権を承認しない意向を表明。特に、約30万票に上る海外在住ペルー人の投票の扱いについて、選挙管理当局の運営に不適切な点があったと批判している。

サンチェス氏の支持者らは首都リマなどで抗議活動を続けており、新政権発足後も政治的混乱が続く可能性がある。専門家は、フジモリ氏が国民融和を図るためには、野党との対話が不可欠と指摘している。

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