イスラエル国会は12日、10月27日に総選挙を実施することを決定した。世論調査では、再選を目指すベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、再選阻止を目指す野党陣営が優勢となっている。国会は7月17日に解散し、選挙戦に突入する。全国1区の比例代表制(120議席)で、有権者は政党に投票する。
世論調査で野党がリード
公共放送カンが12日に公表した世論調査に基づく議席獲得予測では、ガディ・アイゼンコット元軍参謀総長が設立した野党の中道「ヤシャル」が24議席で第1党となり、ネタニヤフ氏が率いる右派リクードの23議席をわずかに上回っている。しかし、野党陣営全体では計58議席で過半数(61議席)には届いておらず、いずれの政党が勝利しても連立樹立に向けた政党間の交渉が行われる見通しだ。
現政権の課題と争点
現在のネタニヤフ政権は2022年12月、極右と超正統派との連立で発足した。選挙では、政権が主導したパレスチナ自治区ガザへの攻撃や対イラン軍事作戦の評価が主要な争点となる。有権者はこれらの政策を踏まえて判断を下すことになる。
ネタニヤフ首相は長期政権を維持してきたが、今回の選挙では厳しい戦いを強いられている。野党陣営は結束を強め、首相の再選阻止に全力を挙げる構えだ。



