インドはインド太平洋政策で、日本との連携を重視している。その大きなきっかけの一つが、安倍晋三元首相が外交方針「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を2016年8月に提唱した時から9年も遡る、2007年8月に当時の安倍首相がインド国会で行った「2つの海の交わり」と題した演説だ。
安倍首相の演説が転機に
安倍首相は演説で「太平洋とインド洋は、今や自由の海、繁栄の海として、一つのダイナミックな結合をもたらしている」「日本とインドが結びつくことによって、拡大アジアは米国や豪州を巻き込み、太平洋全域にまで及ぶ広大なネットワークへと成長する」と強調した。
この後、「強いインドは日本の利益であり、強い日本はインドの利益」と述べると、議員らから大きな拍手を浴びた。
中国との一線画す自律外交
インドはその後、インド太平洋の安全保障で日本などとの連携を強化してきた。中国との軍事対立では一線を画し、自律的な外交を進めている。



