中国広東省広州市で11日、広州日本人学校の小中学生と地元の少年野球チームによる軟式野球の初の親善試合が行われた。日本人学校野球部の部員は現在9人で、野球に親しむ子どもが少ない中国では対戦相手が見つからず、これまで試合を行う機会がなかった。
保護者らが奔走し実現
在学中に対外試合を経験させたいと、保護者らが1年以上かけて広東省野球協会と協議を重ね、中国プロ野球チーム「広東レオパーズ」のユースチームとの親善試合を実現させた。この日、両チームの選手は大きな声でチームメートを鼓舞しながら熱戦を繰り広げた。
選手の声と今後の展望
中学3年の太田蒼君(14)は「野球部の初試合でミスもあったが、みんな大きな声が出ていて良かった。同世代と対戦できたこともよい機会になった」と笑顔を見せた。昨年11月の高市首相の台湾有事を巡る国会答弁以降、冷え込んだ日中関係の改善は見通せないが、主催した石沢岩雄さん(40)は「どのような状況下でも、子どもたちの交流は互いを知る上で重要。今後も継続したい」と話した。



