ドイツの連邦検察は22日、「ドイツ王国」の「国王」を名乗る男ら4人を起訴したと発表した。疑似的な国家組織を立ち上げ、銀行や保険といった事業を無許可で展開し、200万ユーロ(約3億7千万円)以上の脱税もしていたとされる。
「ドイツ王国」の実態
発表によると、「ドイツ王国」は2012年に作られた。この団体はメンバーが6千人いると主張し、現在のドイツの統治体制を否定してきた。
また、「Eマルク」や「新ドイツマルク」といった通貨や「憲法」、身分証を発行する「登録事務所」もあった。銀行や保険のほか、寄付やセミナーを通じて集めた資金は、20~25年で約1千万ユーロ(18億6千万円)に上るという。
ドイツでは、1871年に成立したドイツ帝国以来、統一国家としての歴史があり、こうした疑似国家の試みは法の枠外とみなされる。



