パレスチナ自治区ガザで約2年8カ月前、イスラエル軍の空爆により死亡した住民112人の集団葬儀が4日、北部ガザ市で営まれた。パレスチナの旗に包まれた遺体が広場に整然と並べられ、多くの住民が祈りをささげた。
遺族の複雑な心境
参列した親族は「ようやく安置できてほっとする気持ちと、よみがえった悲しみが入り交じる」と複雑な心境を語った。ガザ当局などによると、112人は2023年11月22日、ガザ市の集合住宅への空爆で死亡した。
300人以上が死亡したが、戦闘で荒廃したガザでは重機も不足し、遺体の収容作業が難航している。112人の遺体は今年7月以降に収容された。白骨化し、一部のみが見つかった遺体も少なくないという。
犠牲になった一族への思い
空爆では集合住宅に避難していた一族が犠牲になった。義理の娘や孫を失ったサミ・ハサイナさん(50)は「今も毎日のようにイスラエル軍の攻撃で住民が死亡している。世界はなぜ沈黙を続けるのか」と嘆いた。
ロイター通信によると、今もなお約8000人ががれきに埋まったままだとみられている。



