南北スーダン係争地アビエイでドローン攻撃、153人死亡 南スーダン政府はスーダン国軍を非難
南北スーダン係争地でドローン攻撃、153人死亡 南スーダン非難

南スーダンとスーダンの国境地帯にある係争地アビエイの市場で19日、ドローン(無人機)による攻撃があり、ロイター通信が20日、南スーダン当局者の話として153人が死亡したと伝えた。南スーダン政府は、スーダン国軍による攻撃だと非難している。

市場への攻撃、約8千人が避難

ロイターによると、攻撃は19日正午ごろに起きた。地元当局は、火災が続いているため、収容できていない遺体もあるとしている。攻撃を受けて約8千人が避難したという。

スーダン内戦の飛び火か

スーダンでは2023年4月から国軍と準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)の戦闘が続き、内戦状態にある。英BBCによると、国軍関係者は、アビエイの市場がRSFの燃料補給地点だったため攻撃したと述べたという。アビエイに隣接するスーダン南部は激戦地の一つで、ドローンによる攻撃が頻発している。

係争地をめぐる対立、南スーダン政府が抗議

南スーダンは11年にスーダンから独立したが、国境地帯で石油資源が豊富なアビエイをめぐっては、両国が領有権を主張している。南スーダン政府の19日の声明によると、同国外務省はスーダン大使を呼び出し、攻撃について抗議した。