中国国家統計局が17日発表した8月の16~24歳の失業率は18.9%となり、現在の統計方法となった2023年12月以降で最も高かった昨年8月と同水準となった。前月7月の17.9%から1ポイント上昇した。
年齢層別で若者の失業率が突出
年齢層別の失業率は25~29歳と30~59歳がそれぞれ7.5%と3.9%で、16~24歳が突出して高くなっている。全体の失業率は5.3%だった。
中国の若者の失業率は、毎年夏に高まる傾向がある。大学や大学院は夏が卒業シーズンのため、就職先が決まらないまま卒業を迎えた学生が一斉に失業者に含まれるためだ。
卒業生は過去最多の1270万人
国営新華社通信によると今年、大学や大学院を卒業した学生は過去最多の1270万人に上る。中国では高学歴化が進んでおり、大学や大学院の卒業生は5年前と比べて約4割増えた。
一方、国内経済は低迷が続き、高学歴化が進む一方で雇用の受け皿となるホワイトカラーの求人は不足している。さらに、人の作業を代替するAI(人工知能)の普及も若者の雇用を圧迫する要因になりつつある。



