フィリピン沿岸警備隊は24日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)付近で、中国海警局の船がフィリピン船計3隻に対して放水を行ったと明らかにした。この海域での中国側による放水は23日に続き2日連続となる。
背景と経緯
領有権を巡り南シナ海で対立する両国では、20日にも別の海域で暴力事案が発生。双方が非難を応酬し、緊張が高まっている。
フィリピン沿岸警備隊によると、24日はスカボロー礁付近で活動する漁業者を支援するために向かっていたフィリピン船の周囲に、中国海警局の複数の船が出現。放水のほか、接近して航行を妨げる危険行為があったという。
中国側の主張
中国海警局は24日、フィリピンの公船が警告を無視してスカボロー礁周辺の中国領海に入ったため、放水を含む必要な措置を取ったと発表した。中国外務省の林剣副報道局長は記者会見で、フィリピンが南シナ海の安定を破壊していると主張し、中国の措置は「自国の権利を守るためで、合法だ」と述べた。



