豊富な天然ガスや原油で知られる資源国のアゼルバイジャンが、外国の映画やドラマの撮影誘致に力を入れている。7月に放送が始まった人気ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」続編のロケ地となり、ジャッキー・チェンの映画撮影も計画中だ。国際的な知名度の向上が狙いだが、その背景には何があるのか。
世界遺産の宮殿で撮影
歴史的な建造物が並び世界遺産にも登録される首都バクーの旧市街。15世紀に建てられたシルバンシャー宮殿で昨年、VIVANT続編の撮影が行われた。7月上旬に訪れると、伝統衣装を着た人々が歩いていた。地元の歴史ドラマの撮影があり、一部エリアが立ち入り禁止になっていた。
近くで果物を売る露天商のバレフさん(26)は、VIVANTの撮影チームをよく覚えているという。「たくさん果物を買ってくれて、一番人気はスイカだった。ここの果物はおいしいと喜んでいた」と振り返る。
外国の大規模な撮影相次ぐ
少し離れた喫茶店「チャプリン」の前の通りもロケ地になった。店員は、大勢の日本人を見るのは珍しいと、興味津々で窓から撮影を眺めていたという。日本の人気アニメ「ドラゴンボール」が好きだったというトルコ人店長のエムレさん(38)は「ドラマをきっかけに日本のお客さんが増えてほしい」と期待する。
撮影は他の地域でも行われた。



