台湾政府が国民党を強く非難「中国共産党への迎合」と卓栄泰行政院長
台湾政府は4月11日、最大野党である国民党の鄭麗文主席(党首)が中国共産党の習近平総書記(国家主席)と北京で会談したことを厳しく非難しました。卓栄泰行政院長(首相)は記者団の取材に対し、「これは明らかに共産党への迎合だ」と強く指摘し、国民党の行動を批判しました。
「侵略者の思うままになる」と警告
卓氏は台湾北部の桃園市で行われた会見で、中国チベット自治区や香港の事例を引き合いに、中国に従属すれば「侵略者の思うままになる」と警告を発しました。さらに、「鄭麗文氏は中華民国(台湾)の主権や人々の自由で民主的な生活を火遊びの道具にした」と述べ、国民党の対応を厳しく非難する姿勢を示しました。
別の高官も鄭氏を批判「習近平の報道官のようだ」
台湾政府の別の高官も鄭麗文氏を批判し、「彼女の行動は習近平総書記の報道官のようだ」と辛辣な表現で国民党の姿勢を問題視しました。この発言は、国民党が中国共産党に対して過度に協調的であるとの見方を強く反映しています。
頼清徳総統は日米などと協力して中国に対抗
一方、頼清徳総統は中国に対抗する姿勢を明確にし、日本やアメリカなどとの協力を強化していく方針を示しました。台湾政府としては、国際社会との連携を深めながら、中国の圧力に対して毅然とした態度を維持する考えです。
今回の国民党の行動は、台湾の国内政治において大きな波紋を呼んでおり、今後の両岸関係や国際的な枠組みにも影響を与える可能性が指摘されています。台湾政府は、主権と民主的な価値観を守るため、引き続き警戒を強めていく構えです。



