住友商事、不採算プロジェクト撤退で株価急騰
住友商事が株式市場で注目を集めている。4月下旬に5000円台後半で推移していた株価は、前2026年3月期(25年度)決算発表後の5月1日にストップ高の6840円まで急伸。その後も上昇を続け、5月13日には一時7775円まで上昇し、時価総額で丸紅を一時上回り、5大総合商社中4位に浮上した。
累計損失額は4000億円超
従来、住友商事の株式市場での評価は5大商社の中で低く、近年の時価総額ランキングでは丸紅を下回る最下位が定位置だった。同社は不採算プロジェクトからの撤退を進めており、累計損失額は4000億円を超える。
今期も最高益を見込むがPERは低水準
今期も最高益を見込んでいるものの、PER(株価収益率)は5大商社の中で最も低い水準にとどまっている。市場では、このPERの低さが適正かどうか議論が分かれている。
同社の株価急騰は、不採算プロジェクト撤退によるリスク低減と収益改善への期待が背景にある。しかし、依然としてPERが低いことから、投資家の間では慎重な見方も多い。



