株式アドバイザーの北浜流一郎氏は、限られた資金を投資で着実に増やすには、勝ち銘柄を軸に資金を拡大していく仕組みを組み込んだ「リバウンド投資法」が有効だと指摘する。この手法は基本的に3銘柄への投資からスタートし、弱いものを切り、強いものを残すことで資金を加速的に増やすことができるという。
資金が少ないうちは3~5銘柄に絞る
リバウンド投資法において重要なのは、「上がる銘柄を持つ」ことではなく、「上がり続ける銘柄をどう扱うか」である。期待に応えて資金を増やしてくれる銘柄が現れたなら、それを持続する。これは誰でも思いつく基本動作であり、実際に多くの投資家が実行している。しかし、それだけでは資金増加のスピードは限定的だと北浜氏は言う。
北浜氏自身もかつては同様の考えで投資しており、上昇銘柄を保有し続ければ十分と考えていた。しかし「リバウンド投資法」によって認識が大きく変わったという。この手法では、単なる保有にとどまらず、勝ち銘柄を軸に資金を拡大していく仕組みが組み込まれている。
エース銘柄であっても躊躇なく外す
一般的なポートフォリオ運用では、銘柄数はある程度制限される。資金が少ないうちは3~5銘柄、増えても10~12銘柄、多くても20銘柄程度に抑えるのが常識とされている。銘柄数が増えると管理が難しくなり、パフォーマンスも分散されてしまうという考えからだ。
リバウンド投資法では、エース銘柄であっても、上昇が止まったと判断した場合は躊躇なく外すことが重要となる。小さく負けて大きく勝つことを目指し、常に強い銘柄を残すことで、資金を効率的に増やしていく。
ワクワク感がなければパスでよい
投資判断においては、ワクワク感がなければパスでよいという基準も示されている。このように、リバウンド投資法は、感情に流されず、客観的な基準で銘柄を選定し、運用を継続することが求められる。
本稿は、北浜流一郎氏の著書『株・3点必中 リバウンド投資108手』(明日香出版社)の一部を再編集したものである。



