最初に結論:固定金利ならどこがいい? 団信・手数料・柔軟性で選ぶおすすめ住宅ローン5選
記事の重要ポイント
- SBI新生銀行は全疾病保障付団信が金利上乗せなし
- ソニー銀行は低コスト、三菱UFJ銀行は保障の選択肢が豊富
- 日本住宅ローンは将来の変動金利切り替えにも対応
日銀は6月16日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の0.75%程度から1.00%へ引き上げることを決定しました。住宅ローンの変動金利上昇が見込まれる中、「住宅ローンは固定金利がいいのではないか」と気になり始めた方も多いのではないでしょうか。本稿では、住宅ローン固定金利のおすすめ5選をご紹介します。
日銀の追加利上げで変動金利上昇へ
今回の日銀・金融政策決定会合では、0.75%程度から1.00%へ、無担保コールレートを引き上げることが決定しました。これに伴い、変動金利上昇の流れは続きそうです。
そんな中、住宅ローンの現場では、すでに固定金利を選ぶ人が増えています。住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」(2026年1月調査)によると、固定の金利タイプを選択した人は「固定期間選択型」14.9%、「全期間固定型」10.1%の合計25.0%に達しました。前回調査からは4.0ポイント増加し、4人に1人は固定金利を選んでいる実態がうかがえます。また、「今後1年間で住宅ローン金利は現状よりも上昇する」と答えた人は全体の73.7%にのぼり、前回調査から8.0ポイント増加しています。
未だ変動金利が多数派ではあるものの、金利上昇に備え、固定金利を選ぶ人がじわじわと増えているのです。
固定金利ならどこがいい? おすすめ5選
住宅ローン選びは、金利だけでなく、諸費用や団信の内容もあわせて総合的に判断することが大切です。ここからは、そうした観点で選んだおすすめ固定金利5選をご紹介します。
1.みずほ銀行 - 固定金利選択・ローン取扱手数料型(新規借入)
- 金利タイプ: 5年固定
- 手数料(税込): 借入額×2.2%
- 借入時負担ゼロ型なら初期費用0円
みずほ銀行の住宅ローンは、注文住宅向けの分割融資に対応している点も特徴のひとつです。団信は、無料で一般団信が付帯されているほか、オプションとして、がん団信や7大疾病または8大疾病、その他の病気やケガに関する補償が選択できます。また、ペアローン利用者向けには、どちらかに万が一のことがあった場合、2人とも住宅ローン残高が0円になるペア団信を用意しており、がん保障特約付ペア団信の上乗せ金利は年0.2%となっています。
2.SBI新生銀行 - 当初固定金利タイプ(新規借入)
- 金利タイプ: 10年固定
- 手数料(税込): 借入額×2.2%
- 保証料: 0円
SBI新生銀行の住宅ローンには、金利上乗せなしで「全疾病保障付団信」が付帯されており、すべての病気やケガで一定期間働けなくなった場合に住宅ローン残高が0円になります。さらに、がん診断確定時にもローン残高が0円になる「ガン団信」を年0.1%の上乗せ金利で追加することも可能です。
3.三菱UFJ銀行 - 住宅ローン(新規借入)
- 金利タイプ: 10年固定
- 手数料(税込): 借入額×2.2%
- 保証料: 0円
三菱UFJ銀行の住宅ローンは、通常の一般団信に加え、「3大疾病50%」「7大疾病100%」「全疾病100%」「保険料支払型」の4つから選べる疾病保障付住宅ローンを用意しており、保障内容が充実しています。「保険料支払型」は年齢とともに掛金が上がるため、ローン残高が減ってきたら中途解約を検討するなど、定期的な見直しが必要です。
4.ソニー銀行 - 住宅ローン(新規購入)
- 金利タイプ: 10年固定
- 手数料(税込): 4万4,000円
- 保証料: 0円
ソニー銀行の住宅ローンは、取扱手数料が一律4万4,000円で、保証料や印紙代もすべて0円のため、初期費用を抑えられます。団信は、「がん団信50(上乗せ金利なし)」「がん団信100(金利+0.1%)」「3大疾病団信(金利+0.2%)」「生活習慣病団信(金利+0.2%)」「一般団信(上乗せ金利なし)」「ワイド団信(金利+0.2%)」の6プランから選択でき、保障範囲やライフスタイルに合わせて選べる点が特徴です。
5.日本住宅ローン - 固定金利型 MCJフラット極40「2年待てるローン」(新規借入・物件価格の9割以下)
- 金利タイプ: 全期間固定(最長40年)
- 手数料(税込): 特約手数料…借入額×2.2%、事務手数料…0円
MCJフラット極40「2年待てるローン」は、当初は固定金利で借り入れし、2年後以降いつでも変動金利型ローンへ切り替え可能な商品です。金利上昇が不安な今は固定で備えつつ、将来的に金利動向を見ながら変動へ切り替えるという柔軟な選択ができます。借入期間は最長40年で、月々の返済額を抑えやすいのも特徴。36~40年で借りる場合は、「長期優良住宅」「予備認定マンション」「管理計画認定マンション」などの条件があります。「固定か変動かまだ決めきれない」という人にとって、有力な選択肢のひとつです。
最後は「自分たちに合う」で選ぼう
固定金利は、固定期間中の返済額が確定しているため、金利上昇局面では特に心強い選択肢です。一方で、総返済額を比べると、変動金利が有利になるケースも少なくありません。大切なのは金利の低さだけで判断するのではなく、家計の状況やライフプランを踏まえて、自分たちに合う金利タイプを見極めることです。
※本記事に掲載している団体信用生命保険・各種保障内容などは2026年4月28日時点における参考情報です。適用条件や保障内容には所定の条件・制限がある場合があります。最新の情報や詳細な条件については、各金融機関の公式サイトをご確認ください。
武藤貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント 会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中 この著者の記事一覧はこちら



