トヨタ自動車は、ロボティクス事業に本格参入する方針を明らかにした。工場の自動化に向けて、人と協調して動くロボットを開発し、欧州の研究開発拠点で読売新聞などに公開した。トヨタや主要取引先の生産現場の設備更新に合わせて順次導入し、将来的には外販につなげたい考えだ。
人の動きを学習する「フィジカルAI」ロボット
開発したのは、AI(人工知能)が制御する「フィジカルAI」を活用したロボットで、人の動きを模倣・学習し、人と同等のスキル習得を目指す。学習しやすいよう、腕を人間の関節と同じような構造とし、肩甲骨の軸も追加して柔軟性を向上させた。
ロボットは人を助けるものとして位置付け
ロボット導入は人員削減につながりやすい側面があるが、トヨタはあくまでロボットは人を助けるものとして位置付けており、こうした目的を共有できる企業への販売を目指すとしている。
トヨタの欧州法人トヨタ・モーター・ヨーロッパで9月に開かれた技術説明会で、中嶋裕樹副社長は「工場の自動化を、しっかりビジネスとして広げていき、物作りで世界に貢献していきたい」と語った。



