年収2000万円を超える「普通のサラリーマン」が増えている。従来、高額所得者は医師や弁護士などの専門職、あるいは経営者に限られると考えられてきたが、近年は一般企業のサラリーマンでも年収2000万円を超えるケースが珍しくなくなっている。その背景には、副業や投資、転職など、従来の常識にとらわれない働き方がある。
副業で年収を倍増させる
副業解禁の流れを受け、本業とは別に収入を得るサラリーマンが増加している。特に、ITスキルや語学力など、専門性の高いスキルを持つ人は、副業で年間数百万円を稼ぐことも可能だ。例えば、プログラマーがフリーランスで案件を受注したり、英語教師がオンラインでレッスンを行ったりするケースがある。副業収入が本業の給与を上回る人も出てきている。
ファイナンシャルプランナーの山田太郎氏は「副業は収入増加だけでなく、本業でのスキルアップにもつながる。特に、副業で得た経験が本業で評価され、昇給や昇進につながるケースも多い」と指摘する。
投資で資産を増やす
株式投資や不動産投資など、資産運用で収入を得るサラリーマンも増えている。特に、iDeCoやNISAなどの税制優遇制度を活用し、少額から投資を始める人が多い。長期・分散・積立の原則に従えば、年利5%程度の運用でも、20年後には元本の約2.5倍になる計算だ。
投資アドバイザーの佐藤花子氏は「サラリーマンは毎月一定の収入があるため、積立投資に向いている。また、企業型確定拠出年金を活用すれば、会社が掛け金を拠出してくれる場合もある」と話す。
転職で年収アップ
転職による年収アップも有効な手段だ。特に、ITや金融など成長分野では、経験者を高額で引き抜くケースが増えている。転職サイト「doda」の調査によると、2024年の転職者の平均年収は前年比で約3%上昇しており、特に30代のITエンジニアは年収1000万円を超えるケースが増えている。
キャリアコンサルタントの鈴木一郎氏は「転職は年収アップの近道だが、スキルや経験が評価されることが前提。まずは自分の市場価値を客観的に把握することが重要」とアドバイスする。
まとめ
年収2000万円を超えるサラリーマンが増えている背景には、働き方の多様化と、それを後押しする制度や環境の整備がある。副業、投資、転職など、自分に合った方法を選び、計画的に取り組むことで、高所得を目指すことは可能だ。ただし、リスクを伴う方法もあるため、十分な情報収集と慎重な判断が求められる。



