物価高を乗り切るための節約術を、ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんが解説するシリーズ。動画や音楽の配信、電子書籍など、デジタルの世界ではさまざまな定額利用サービス(サブスク)が提供されている。複数契約すれば毎月の料金が大きな出費になりかねないが、賢く利用する方法を聞いた。
まずは契約状況を把握、重複や利用頻度の低いものは解約を
スマホやタブレット端末を利用したデジタル系のサブスクは、手元の端末ひとつで契約でき、すぐに楽しめるのが魅力だ。しかし、一部を除き月々の代金は自動引き落としになる。気軽に契約して、気がついたら毎月の出費が膨らんでいたというケースも少なくない。
無駄な出費を抑えるには、まず何を契約しているか現状を把握することが重要だ。3か月に1度など、定期的に利用しているサブスクを書き出し、一覧にまとめる。更新時期を確認するほか、動画や音楽などジャンルごとに分けると、似通ったサービスを契約していないかが見えてくる。
無料プランや家族共有で賢く利用、解約時は完了確認を
音楽やアニメなどの人気作品は、複数のサブスクが同じものを配信していることがあり、一つに絞れる場合もある。利用頻度や満足度が低いものも解約を検討すべきだ。「初めの○か月は無料」といったお試し契約を忘れて、課金されていたケースも解約の対象となる。また、家族の代表者が1人契約すれば、他の家族は追加料金不要で楽しめるサブスクもあるため、個別に同じものを契約していないか確認することも大切だ。
基本は有料でも、無料プランを提供するサブスクもある。無料プランは配信期間や作品数に限りがあったり、広告視聴を求められたりするが、それで十分という人もいる。書籍に関しては、最近、図書館で電子書籍の貸し出しをする自治体も増えており、有料は一つのジャンルにつき一つにして、無料プランで補うなどの組み合わせが提案されている。
解約の際には、端末のアプリを削除しても契約は解除されず、解約の申し込み手続きが必要だ。サブスクごとに解約方法が異なり分かりにくいため、不明な場合は公式サイトや問い合わせ窓口で確認し、必ずメールや契約画面で解約完了を確認することが重要だとしている。



