流通アナリストの中井彰人氏によると、上場スーパーの多くが2月・3月決算であるため、業績動向は4〜5月に明らかになる。しかし、非上場ながら有価証券報告書を開示するオーケーは6月にデータを公表するため、業界比較はこの時期に行うのが適切だという。
オーケー、成長力と収益力で業界トップ
2025年度のスーパー売上高・営業収益ランキングでは、イオンリテール、ヨーク・ホールディングス(イトーヨーカ堂など)に次ぎ、U.S.M.H(イオン首都圏会社)、バローHD、ライフコーポレーション、フジ(イオン中四国会社)、ブルーゾーンHD(ヤオコーなど)の後ろに、オーケーが7557億円で続く。
オーケーは前期比増収増益を達成し、増収率は10%に達した。これを上回る18.8%のU.S.M.Hは、いなげやの統合効果が大きいことを考慮すると、実質的な成長力ではオーケーが業界トップだ。収益力でも営業収益営業利益率6.4%でトップとなっており、現在最も成長力と収益力が高いスーパーであることが示されている。
在庫回転率も圧倒、薄利多売で収益を稼ぐ
オーケーの強みは在庫回転率の高さにも表れている。薄利多売の戦略により、在庫を効率的に回転させ、収益を生み出している。この点でも他社を圧倒しており、同社のビジネスモデルの根幹を成している。
この10年でオーケーはさらに進化
中井氏は、過去10年でオーケーがさらに進化したと指摘する。成長力と収益力の両立は容易ではないが、オーケーはそれを実現し、業界内での地位を確固たるものにしている。
オーケーの仕入交渉力の源泉
オーケーの強さの背景には、仕入交渉力がある。大量仕入れによるコスト削減と、それを価格に反映させることで顧客を引き付け、さらなる販売増を実現する好循環を生み出している。この交渉力が、同社の競争優位性を支えている。



