オーケーがスーパー最強であり続ける理由:薄利多売から少利多売への進化と関西進出の戦略
オーケー最強の理由:薄利多売から少利多売へ、関西進出加速

スーパーマーケット業界で「最強」と評されるオーケー。その競争力の源泉は、単なる安さや店舗数ではない。流通アナリストの中井彰人氏によれば、オーケーは従来の薄利多売モデルから、コストパフォーマンスNo.1を維持しつつ「少利多売」へと進化したという。この変革により、これまで利益率が低かったNB(ナショナルブランド)商品が十分に利益を貢献する構造に変化したことがデータに表れている。

少利多売への進化が生んだ競争力

オーケーは長年、低価格を武器に薄利多売を貫いてきた。しかし近年、同社は利益率の改善に成功。NB商品の販売でも十分な利益を確保できる体制を構築した。中井氏は「オーケーの競争力は進化し続けていて、最強を更新し続けている」と分析する。この構造転換により、同社は価格競争に頼らずとも持続可能な成長が可能となった。

関西進出が最優先戦略に

現在、オーケーの最重要戦略課題は関西進出だ。過去5年間の出店実績を見ると、都内中心部への出店を強化してきたが、最近では首都圏郊外への出店を抑え、西日本へのシフトが顕著になっている。その背景には、首都圏郊外にブルーゾーン、ベルク、マミーマートといった国内最強の競合がひしめいていることがある。中井氏は「関西には基本的にオーケーに伍して勝てる企業は少ない」と指摘。関西進出の方が効率的な拡大戦略とみている。

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オーケーは阪神間を中心に出店を続け、現在11店舗を展開。店舗平均売上から推定すると、売上規模は約470億円に達する。今後、出店ペースはさらに加速するとみられる。

関西スーパー市場の勢力図が激変へ

関西市場では、すでにロピアやバローといった域外スーパーが先行して進出し、それぞれ売上1000億円、700億円規模に拡大している。これに対し、関西地場のスーパー各社は防戦一方の状況だ。中井氏は「今後5年で、関西におけるスーパーの勢力図は大変動することになりそうだ」と予測する。オーケーの参入加速により、競争はさらに激化する見通しで、消費者の選択肢は広がる一方、地場勢の生き残り戦略が問われることになる。

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